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更新日:
2021年6月24日
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◎栄寿亭(2021年6月22日)
「栄寿亭」は、大正8年(1919年)、現在の場所で創業したという老舗の洋食屋さんです。昔ながらの和風カツ丼の味を100年以上守り続けているという有名なお店です。
そのカツ丼は、カツ丼A(玉子なし)、カツ丼B(玉子ひき)、カツ丼C(玉子なし、ジャンボカツ)、という3種類があります。カツ丼CはAの倍のボリュームとのことです。カツ丼(玉子なし)にはタレがかかっていますが、ソースカツ丼ではありません。伝統の和風ダレのカツ丼で、タレは醤油、砂糖、ミリンを配合して、甘めに仕上げています。また、米は国内産こしひかり100%、豚肉は群馬県産「上州もち豚のもも肉」を太田市の生産者から直接、仕入れているそうです。
現在の店主、若林洋さんは4代目だそうです。同店はカツ丼だけで1日300〜400食の利用があるため、朝5時30分から仕込みを始めるそうです。また、閉店後も午前0時まで翌日の仕込みと、店を開けている時間より仕込みの時間の方が長いのだそうです。
店内は細長く、広々としていて、カウンター席のみです。1人1人が厨房と相対しながら、メニューを注文します。がてん系の人、サラリーマンなど、おじさんばっかりで店内は満員でした。ただ、以外に回転が早いようで、次々と食べた人が出ては、次のお客さんが入ってきていました。持ち帰りもやっていて、そちらは、女性のお客さんが多いようでした。
メニューはカツ丼のほかにも親子丼、焼肉丼、カツカレー、チキンライス、オムライス、ハンバーグ、ポークソテー、エビフライなど、普通に洋食屋さんのメニューがありました。しかし、見ている限り、お客さんの注文は「A」ばっかりでした。唯一、隣の人がカツカレーを注文していたのですが、そちらも美味しそうでした。
私と連れは「C」を注文したのですが、『揚げる時間下さいね』と丁寧に言ってくれました。そして店員さんは厨房に向かって『大2つ!』と言っていました。すると、大将らしい人が、『残り1つ!』と返してきました。ラッキーでした。しかし、その後のお客さんは、みんな「A」を注文していたので、最後の「C」の声は聞けませんでした。
「C」が運ばれてきた時、店員さんが『タレが少なかったら、おっしゃって下さい』と言ってくれました。気遣いが素敵なお店だと思いました。運ばれてきたカツ丼は、シンプルなものです。見た目は少し、寂しいかもしれません。カツを一口食べると、とても柔らかく、硬い繊維などなく、とても美味しいカツにビックリしました。タレも甘めでくどくなく、これなら、いくつでもカツが食べられてしまうと思いました。このような美味しいカツ丼が、こんな値段で食べられるとは驚きです。次回は、カツカレーを食べてみたいと思います。
・カツ丼C
・栄寿亭
住所:群馬県高崎市あら町7-1
TEL:027-322-2740
営業時間:11:00〜14:00
定休日:金曜日、第3木曜日
駐車場:有
アクセス:JR、高崎駅、西口から徒歩約6分
カード:不可
席数:15席
オープン日:1919年
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