赤のれん 節ちゃんラーメン

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更新日:
 2017年11月20日



◎元祖 赤のれん 節ちゃんラーメン(2017年11月10日)
 創業昭和21年と書かれた看板が目印のお店です。名前のとおり「赤のれん」と「赤提灯」が目印です。天神駅から徒歩3分の場所にある元祖赤のれん節ちゃんラーメン本店は、親子三代に渡って多くの人に愛されてきた老舗のラーメン店で、博多ラーメン発祥の店だそうです。
 もともとの「赤のれん」は、博多ラーメンの生みの親の一人、津田茂さんが開業したお店です。1946年(昭和21年)、戦後間もない頃、津田茂さんは満州に出征し、戻ってきたばかりで、食べるのに困っていたそうです。ある家の増築工事に駆り出された津田さんだったのですが、その家は、うどん屋台を営んでいた山平進さんの奥さん、ミヨ子さんの実家だったそうです。
 津田茂さんが弁当として持ってきた飯盒の中身が麦粥だったことに驚き、山平進さんが「うどん屋台をしたら、食べることには困らない」と勧めたところ、津田茂さんは大工の腕を生かして屋台を組み上げ、うどんと芋などの野菜を揚げた天ぷらを売り歩いたそうです。
 同業者として親しくなり、付き合いを深めていくうち、津田さんが兵隊時代に中国の満州の奉天(現在の中国瀋陽市)で食べた「十銭ソバ」のことを話したそうです。そこで意気投合した2人は新メニューの開発に乗り出したそうです。津田さんが豚骨スープの麺料理をヒントに、日本人の好みに合わせたスープを作り、山平さんがかん水で平打ちの麺を作ったそうです。この豚骨ラーメンを屋台で売り歩いたそうです。山平さんの屋台は「金龍」、津田さんの当初の屋台の名前は分からないようです。当時、うどんが1杯30円の時代にラーメンは1杯50円で売っていたそうです。
 1杯でも多くのラーメンを売りたい2人は、屋台が来たことに気づいてもらうため、建築板金店でチャルメラを作ってもらい、これを吹くことにしたそうです。箱崎の浜辺で練習し、どうにか音が出るようになったものの、始めの頃は重い屋台を引くことよりも、チャルメラを吹く方で息切れがしてきつかったそうです。
 津田さんは、最初、白い暖簾をかけた屋台を引いていたそうですが、照明にアセチレン灯を用いていたため、ここから出るススによってノレンや津田さんの顔や服を汚したそうです。お客さんから「風呂に入っているのか?」などと聞かれることに困って、ノレンを赤く染めたところ、「赤のれん」と呼ばれるようになり、定着してしまったため、屋号にしたそうです。
 「赤のれん 節ちゃんラーメン」は、津田茂さんの息子である津田節男さんが福岡市中央区渡辺通に1984年(昭和59年)に開業したお店です。現在では「赤のれん」創業者の津田茂さんを祖父に持つ三代目、津田敏茂さんが暖簾と味を受け継いでいる店です。
 メニューはラーメン、皿うどん、チャンポン、定食や一品料理と非常に多く、かつ良心的な値段で、お財布にもやさしいです。一人でも気兼ねなく入れるカウンター席、大人数でも入れるテーブル席があり、食事でも、お酒でもくつろいでいただく事ができます。
 こちらのラーメンも茶褐色で醤油の味わいがキリッと立ったスープに、平打ちの細麺が合わせられたものです。醤油豚骨のスープは濃厚で美味しかったです。また、このスープにからむ平打ちの極細麺もつるつるで美味しかったです。



・ラーメン



・炒飯



・餃子



・元祖 赤のれん 節ちゃんラーメン 天神本店
 住所:福岡県福岡市中央区大名2-6-4
 TEL:050-5890-2631
 営業時間:11:00〜24:00
 定休日:不定休
 駐車場:無
 アクセス:福岡市営地下鉄、空港線、天神駅、徒歩3分
 カード:不可
 席数:50席
 オープン日:1946年