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更新日:
2020年2月25日
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◎元祖ペラ焼き にしむら(2020年2月1日)
「にしむら」は、高知県土佐清水の人たちのソウルフード「ぺら焼き」の発祥のお店です。初代の若杉光さんが大阪から高知へと帰郷した後に開業したそうです。若杉さんが大阪にいた時、近所のおばちゃんが焼いてくれたお好み焼きの味が忘れられず、自分で作るようにしたそうですが、肉を食べられなかったため、地元で獲れた魚のすり身天ぷらを使ったことから、大阪のお好み焼きとは異なる新メニュー、「ペラ焼き」が誕生したそうです。
鉄板に生地を薄く伸ばし、カツオブシの粉と青のりを振りかける。その上にたっぷりのネギを乗せ、「天ぷら(じゃこ天)」と呼ばれる魚のすり身を揚げたものを刻んだものを乗せる。生地と溶き卵をかけて裏返し、焼けたらソースを塗る。客に提供する時に端を折るのは、鉄板を無駄なく使おうという工夫だそうです。ネギやカツオブシ、天ぷらなど、すべての素材は地元のものを使い、材料がなくなれば、近所で調達するそうです。
「元祖ペラ焼き にしむら」では、開業以来「ペラ焼き」を焼く大きな鉄板の下に、練炭火鉢を置いています。現在で三代目となる店主のおばあ様が、「炭火でないと火の通りが違い、美味しい味を出せない」と言い、このおばあ様直伝の作り方を代々守っているからなのだそうです。
ソースは、ウスターソース2種、甘口のとんかつソース、香ばしい醤油の4種類があり、一番人気の辛口ウスターソースはビール好きにはたまらない甘辛さが魅力となっているそうです。
「ペラ焼き」は、小さいサイズは350円程度から食べられるという手頃な値段設定ということもあり、学校や部活帰りにお店に立ち寄って、おやつとして食べる学生も多かったそうです。そこから「ペラ焼き」の存在と美味しさが徐々に土佐清水市内に広がっていったそうです。その後、「ペラ焼き」を提供するお店も増えていき、「ペラ焼き」は土佐清水市のソウルフードとして定着していったそうです。
「にしむら」の作り方
1. 土台の上に魚粉、ネギ、天ぷら(じゃこ天)をのせる。
2. その上に溶き卵をかける。
3. 火が通ったら、ひっくり返す。
4. 中にソースを塗る。
5. 端を折るのはスペース節減。
6. オリジナルのスパイシーソースを塗ってでき上がり。
・元祖ペラ焼き にしむら
住所:高知県土佐清水市中央町6-1-1
TEL:0880-82-2752
営業時間:10:30〜22:30
定休日:火曜日
駐車場:有(6台)
オープン日:1957年(昭和32年)
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