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更新日:
2021年1月31日
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◎太養軒(たいようけん)(2021年1月31日)
「太養軒(たいようけん)」は、松山市道後にある大衆食堂です。安くてボリュームたっぷりのメニューで、近くにある愛媛大生、松山大生に限らず、ガテン系の人達に美味しい料理を提供してくれるお店です。
もともとは井上尊夫さんが、1965年頃、松山市三番町に元々あった中華そば店「栄養軒」から店舗や道具、名前をそのまま借り受け、開業したのが最初です。その後、1972年頃に現在の場所に移転した際、「栄養は太い方がいい」と「太養軒」という店名に変えたそうです。
大きな豚カツに生卵や野菜を添えた「ジャンボカツカレー」や、野菜と卵の炒めものに豚肉を乗せた「ガッツ定食」などが名物のお店でした。ガッツ定食は「野菜とお肉でガッツをつけて欲しい」という想いで考案したそうです。「ガッツ丼」は丼御飯の上に野菜炒めと薄い豚肉が乗った料理です。キャベツに玉子、モヤシなどが入り、胡麻と少し甘めのタレがかかっています。井上尊夫さんは、大学の学食に負けないくらいの値段設定、ボリュームにこだわっていたそうです。多いときには1日に300人くらいのお客さんが来て、店の外に行列ができたそうです。
1990年頃、井上尊夫さんの息子の井上正一さんが店を引き継ぎ、営業を続けてきました。しかし、井上正一さんは54歳の2010年12月に急病で入院してしましました。このため、昼だけの営業にし、約30品目あったメニューを10品目までに減らして営業をしていました。その後、井上尊夫さんも復帰し、家族で協力して店を続けてきたものの、井上尊夫さんの体調もあり、2011年5月15日で閉店となりました。
しかし、常連客からは惜しむ声が相次ぎ、正一さんの家族も「学生に長く親しまれてきた店の名前を残したい」と、後継者が現れれば店を譲りたいと公表しました。井上正一さんは開業時のエピソードから、「自分も同じように、道具も鍋もお皿も全て貸し、一生懸命に店をやりたい人を応援したい。希望があれば店の味も伝授したい。」と後継者の誕生を切望していました。
地元の新聞で「太養軒」の閉店と経営者募集を知った西峰さんが後継者に手を上げました。西峰さんは、「学生時代、定食屋が大好きだった。今の松山には安くてボリュームのある定食屋が少ない。大学も近くにあるので、もっと気軽に利用できる店があってもいいと思った。」そうです。そこで後継者として認められ、初代の井上尊夫さんから仕込みなどを教えてもらい、半年の修行の末、2011年11月4日にリニューアルオープンしました。
・じゃんぼカツカレー(大盛り、3辛)
・じゃんぼミンチカレー(大盛り)
・太養軒(たいようけん)
住所:愛媛県松山市道後一万7-13
TEL:089-925-2462
営業時間:11:00〜15:00、16:00〜22:00
定休日:無
駐車場:有(7台)
アクセス:伊予鉄道、平和通一丁目駅から徒歩約2分
カード:不可
席数:48席
オープン日:2011年11月4日
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