大洲炉端 油屋

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更新日:
 2018年7月8日



◎大洲炉端 油屋(2018年7月8日)
 「大洲炉端 油屋」は、もともと「油屋」という旅館で、江戸末期に油井久馬という人が創めたと言われています。司馬遼太郎の「街道を行く」の文庫版14編、「南伊予・西土佐の道」の文中でも触れられている由緒がある旅館だったそうです。
 2004年(平成16年)2月に江戸末期の木造一部3階建ての本館が取り壊されましたが、大洲市が敷地を買い取り、土蔵を保存、再生しました。そして指定管理者を募集した結果、JR四国(四国旅客鉄道)の子会社であるジェイアール四国アーキテクツ(本社、高松市)が10年間の契約で指定管理者となりました。ジェイアール四国アーキテクツは3000万円をかけて油屋旅館の蔵を改修し、2004年12月に「肱南憩いの里」という和風創作料理の店を開業しました。
 しかしJR四国は赤字続きのジェイアール四国アーキテクツを2012年3月末で清算することを決めたため、「肱南憩いの里(通称「油屋」)」は2012年3月25日で閉店となりました。そこで大洲市は2012年4月に新たな指定管理者を募集した結果、東京都渋谷区に本社がある株式会社ラウンドテーブル(長沼朝夫社長)が指定管理者に選ばれました。
 長沼朝夫(ながぬま・あさお)氏は1969年3月14日に京都市左京区で生まれ、國學院大學時代にアルバイトとしてお好み焼きの「千房」で働き、料理の面白さに目覚め、そのまま1991年4月に株式会社千房に就職しました。数々の新規店舗立ち上げや、店長業務を経験した後、さらなるスキルアップを目的として1997年3月、株式会社ちゃんと(本社:東京都港区西麻布、岡田賢一郎社長)に転職し、数々の店舗の立ち上げに関わり、経験を積んでいったそうです。
 そして2003年11月、35歳までに起業するという決心のもと、株式会社ちゃんとを退社し、千房での鉄板焼き技術と、ちゃんとで培ったレストランサービスを融合させた「鉄板焼キュイジーヌ バンブーグラッシィ」を2003年12月1日に東京、恵比寿にオープンしました。(ちなみに株式会社ちゃんとは、2011年2月10日、負債総額約31億円(資本金3億9774万1070円、岡田賢一郎社長、従業員150名)で東京地裁に民事再生法の適用を申請しました。)
 長沼氏は2005年11月1日、株式会社ラウンドテーブルを設立した後、2010年3月9日にお好み焼きハウス フラワーを渋谷区恵比寿にオープンするなど、積極的に事業を展開しています。
 新たな指定管理者となった株式会社ラウンドテーブルは、2012年9月3日に「大洲炉端 油屋」をオープンしました。「大洲炉端 油屋」は愛媛県産の野菜や魚介をメインとした炉端焼きのお店です。店主がお客さんの目の前で地元の魚や野菜を焼き上げますので、香ばしい香りが食欲を刺激します。客席からは大洲城や肱川橋が見えますので、歴史を感じながらのんびりと食事を楽しむことができるお店です。





・水菜たっぷり スダチ油そば



 反対側から



・南予の鯛飯定食



 鯛の刺身です。



 御飯の上に乗せて、玉子の黄身を溶いたタレをかけていただきます。



・大洲炉端 油屋(おおずろばた あぶらや)
 住所:愛媛県大洲市大洲42
 TEL:050-5869-0372
 営業時間:11:30〜15:00、18:00〜23:00
 定休日:月曜日(月曜日が祝日の場合、火曜日)
 駐車場:有
 アクセス:JR、伊予大洲駅から1,180m
 カード:可(VISA、JCB、AMEX、Diners)
 席数:80席
 オープン日:2012年9月3日