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更新日:
2017年11月4日
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◎わら家(2017年11月4日)
「わら家」は、源平の合戦で有名な高松市の屋島山麓にあるうどん屋さんです。四国各地から古い民家を移築復原した野外博物館である「四国村」の目の前にある萱葺き屋根の民家と水車がトレードマークのうどん屋さんです。
「日本の風情を感じながら、本場の讃岐うどんを食べていただきたい」という思いから、徳島県西祖谷村にあった江戸時代の古民家を店舗東側に移築しています。さらに1997年(平成9年)には綾歌郡綾上町の古民家を移築し、西側の店舗としています。
また店内中央には陰陽石を祀ってあります。お賽銭は歳末助け合い運動に寄付をしているそうです。店の前庭にある水車は、創業時に大川郡(現さぬき市)長尾町で使われていたものを縮尺復元したもので、金物を使わずに木組みで組み上げているそうです。
わら家は、釜あげうどんをメインにしたうどん店です。具材がなく、麺とダシの味で勝負しているお店です。メインメニューの「釜あげうどん」の他には「ざるうどん」、「生醤油うどん」、「ぶっかけうどん」の4種類しかありません。
釜あげうどんは、茹でたうどんを釜湯と共に直接、器に移したうどんです。釜あげうどんをメインメニューに挙げている店は香川の中でも少数だそうです。湯だめうどんのように、冷水で締める工程がないため、麺の表面は柔らかくなります。このため麺の弾力、コシを出すために、他のうどん以上に麺を鍛え、生地の熟成時間と保管温度に細心の注意を払うのだそうです。茹でる時間も、生地の状態から細かな調整を行う必要があるのだそうです。単純なようで奥が深い料理ですね。
ちなみに看板には「ざいごうどん 本家 わら家」と書かれています。「ざいごうどん」の「ざいご」とは「在郷(ざいごう)」が訛った言葉だそうです。「在郷」とは、「都会から離れた地方。田舎。郷里にいること。」の意味です。「ざいごうどん」とは、「いなかうどん」の意味だそうです。なお、「ざいごうどん」は、わら家の登録商標だそうです。
・釜揚げうどん
・ぶっかけうどん
・天ぷら(小)
・わら家(わらや)
住所:香川県高松市屋島中町91
TEL:087-843-3115
営業時間:12〜2月 10:00〜18:30
3〜11月 10:00〜19:00
定休日:無
駐車場:無(普通乗用車:200台、バス:10台)
アクセス:琴電、志度線、琴電屋島駅より徒歩4分
JR、高徳線、屋島駅、徒歩12分
カード:不可
席数:200席
オープン日:1975年
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