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更新日:
2018年3月2日
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◎日の出製麺所(2018年3月28日)
日の出製麺所は1930年(昭和5年)創業の製麺所で、現在の社長(三好修)で3代目だそうです。本業は製麺所で、もともと麺の卸売りを続けていました。小麦にこだわり、国産小麦粉を自社でブレンドして、しょうゆだけでおいしく食べられる麺を目指して、日々うどんを打っているそうです。
平成10年(1998年)頃までは卸売り、店頭でのうどんの玉売りと生うどんの手土産や贈答品の販売卸しかやっていなかったそうですが、その頃から店頭で「食べさせて欲しい」というお客さんが増えてきたそうです。当初は、ずっと断り続けていたそうです。
しかし、どうしてもここで食べたいというお客が、買ったうどん玉と出汁をビニール袋に入れて、箸で食べだしたのだそうです。その後、同じようなことをするお客さんが続出し、結局、2002年(平成14年)に椅子とテーブルを設置して、食事ができるようにしたそうです。
ただ、製麺業に差し支えない程度に良いうどんが出せるのは1時間程度が限界と考え、宣伝をせず、食事を目的に来られた方に「11時半〜12時半であれば食べることができますよ」と案内していたそうです。ただ、これが広がり、現在では11時半の開店前に行列ができるようになったそうです。
たまたま行列がなく、店の外に1人、待っているだけだったのですが、すぐに店内に案内されました。店内に入る時に店員さんに注文を聞かれました。前の人が「釜玉!」と言っていたので、真似をして釜玉を注文しました。
店内は、製麺所に無理やり食べるスペースを作った感じで、かなり狭かったです。いつも店の外に行列ができる、というのも分かります。ただ、回転は早そうでしたので、それほど待たなくても入れるのではないでしょうか。また、食事は12時半までだそうですが、それまでに行列に並んでいれば、うどんを提供してくれるそうです。
適当に席を探して、座って待っていると、お店の人が「あつい小の方〜!」とか「釜玉大の方〜!」と叫びながら、うどんをお盆に乗せて持ってきます。自分の注文だと思ったら手を上げると、渡してくれます。
出されたうどんを見たら麺しかなくて、「これが釜玉?」と思ったのですが、一部、卵の黄身らしいものが見えたので、麺の下に卵がいるようです。ただ見た目は麺しかない、って感じでした。私の前の人の様子を見ていると、まず、テーブルの上に置いてあったネギをハサミで切って、うどんの上にかけていましたので、真似をしました。その後、テーブルの上に置いてあったポットから出汁をかけて食べていましたので、同じく真似をしました。
テーブルの上には、他にもゴマ、唐辛子、天カス、ちくわの天ぷら、生姜、卵などがおいてありました。全てセルフで食べて、最後に自己申告で支払いをするようです。支払いは160円でした。今までで一番、安いうどんでしたが、麺は美味しかったです。ただ、量が少ないと思いました。これならもっと食べても良かったかもしれません。お代わりしている人もいましたので、2玉、3玉くらい食べる人もいるようです。1日1時間という、多分、営業時間が最も短いうどん屋さん、機会があれば是非、行ってみたらいかがでしょうか。
・釜玉(小)
・日の出製麺所
住所:香川県坂出市富士見町1丁目8-5
TEL:0877-46-3882
営業時間:11:30〜12:30
定休日:無
駐車場:有(22台)
アクセス:JR、坂出駅から徒歩10分
カード:不可
席数:16席(常に相席)
オープン日:1930年(昭和5年)
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