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更新日:
2012年6月5日
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◎本家きむらや(2012年6月1日)
「本家きむらや」はJR神戸線明石駅から徒歩5分くらいのところにあります。のれんと看板の文字が目立ちますので、すぐに見つける事が出来ます。
「本家きむらや」は1924年(大正13年)創業の玉子焼専門店です。「玉子焼き」と言っても、関東で言う「玉子焼き」とは違います。いわゆる「タコヤキ」に似たような料理ですが、全く異なる料理です。東京などでは「明石焼」と呼ばれているものです。この「玉子焼」が、大阪で「たこ焼き」が生まれるヒントになった料理のようです。
現在の店舗での営業開始が1924年(大正13年)で、これが創業とされていますが、実際には、その前から屋台での営業を行っていたようです。明石の「玉子焼」の店の中でも、老舗中の老舗です。
店内には昭和の匂いが漂っています。壁には、いたるところに有名人のサインが飾られています。超人気店ですので時間によっては行列も出来ていますが、ベテランの店員さんが慣れた手つきでどんどん焼き上げていきます。
玉子焼きは、その名の通り、卵をたっぷりと使用しています。1人前あたり卵2個を使用しており、生地がふんわりと柔らかいのが特徴です。しかし、柔らかさだけではなく、独特の香ばしさがあり、食欲をそそります。さらに、この柔らかい生地の中に、毎朝、仕入れる新鮮なタコが入っています。
このタコは、淡路の瀬戸内で育ったタコです。明石のタコは全国的に有名ですが、これは、その身の柔らかさに人気があります。通常、タコは茹でただけですと固くなってしまいがちですが、明石のタコは柔らかいのです。このため、フワフワの生地との相性も良く、保存料も一切、使用していない自然な素材でシンプルな味付けで素材の美味しさを感じることができます。
店内に入ると、特に注文をしなくても1人前の玉子焼きが運ばれてきます。1人前は、20個です。角度をつけた(手前に傾いた)赤い板の上に乗っていて、何とも可愛らしい表情です。そのまま食べると玉子の味が感じられて、ふんわり優しい味です。
塩につけて食べても良いし、ソースにつけて食べても良いし、一緒に出される出汁汁につけて食べても良いです。20個ありますから、自分流で好きな食べ方をすれば良いと思います。出汁汁はうどんツユにも似たような味ですが、私には少し、しょっぱく感じました。
「本家きむらや」には、玉子焼きだけでなく、関東煮もあります。「関東煮」とは、いわゆる「おでん」のようなものです。こちらのタコは、足1本、丸々使っているのが特徴です。茹でたタコの足ですが、固くなっていなくて、柔らかくてプリプリな上、ボリュームたっぷりなのが人気のようです。
店舗外観です。待つ場合は、店外でも椅子があります。
店内です。
壁には、サイン色紙が飾られています。
これが玉子焼と御出汁です。
玉子焼のアップです。美味しそうでしょ。
・本家きむらや(http://honke-kimuraya.com/)
住所:兵庫県明石市鍛冶屋町5-23
TEL:078-911-8320
営業時間:10:00〜17:30頃
定休日:月曜、月1回火曜不定休
駐車場:無
アクセス:JR、山陽電鉄、明石駅から徒歩5分
席数:40席
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