えきそば

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更新日:
 2020年9月30日



◎えきそば(2020年9月30日)
 「えきそば」は、名前の通り、駅の中にあるお蕎麦屋さんです。駅の傍(そば)にある蕎麦屋さんです。ただ、どこにでもあるお蕎麦屋さんのことではなく、姫路駅のお蕎麦屋さんで、姫路のローカルフードとして認知されているのが「えきそば」です。現在でも在来線の上り、下りのホームを始め、市内にも数店舗があります。
 この「えきそば」を運営しているのは「まねき食品株式会社(本社:兵庫県姫路市、創業:1888年(明治21年)12月、資本金:5,700万円、代表取締役社長:竹田典高)」です。「まねき食品」は、1888年(明治21年)に竹田木八が創業し、店名を「まねき」しました。社名の由来は、「お客様をおまねきする」、と言う意味からだそうです。翌1889年(明治22年)、「まねき」は姫路駅構内で弁当、茶の販売を開始しました。これが、日本で最初に経木の折箱に入れた「幕ノ内弁当」として知られています。1944年(昭和19年)に株式会社を設立し、社名を「まねき食品株式会社」としました。
 終戦後、簡単に、しかも大した機械設備もなしに出来る食べ物として、姫路駅で麺類を販売しようと計画したそうです。当時、小麦粉は統制品で手に入りにくかったため、統制品ではない「コンニャク」に目をつけたそうです。
 そば粉とこんにゃく粉を混ぜて、うどんの様なものを作り、和風出汁でうどんの様な麺料理を試作して販売したそうです。うどん鉢は、出雲今市で焼いていると聞き込み、夜行列車で出雲まで丼鉢を仕入れに行き、列車のデッキに積んで持ち帰って、販売していたそうです。
 しかし、うどんは時間がたつとのびて美味しくなくなること、腐敗が早かったため、これらを改良するため、いろいろと試作を繰り返した結果、かんすいを入れた黄色いラーメンにたどり着いたそうです。そして、独自で麺を製造し、黄色いソバに和風出汁という商品が生まれました。これが「えきそば」の誕生です。
 1949年(昭和24年)10月19日に「えきそば」と名付けられ、駅のホームでの立ち売りを始めたそうです。当時、うどんが一杯30円だったにも関わらず、蓋の付いた瀬戸物容器付きで50円だったそうです。ただ、容器は食べ終わった後、返却すると10円で引き取ったそうです。その後、ホーム上の売店で販売されるようになりました。
 少し、もちっとした中華麺を思わせるやや黄色い細麺が、薄味のうどん出汁と絡んで独特の味わいと旨みを出しています。



・穴子丼えきそばセット







・牛肉ごぼうえきそば&いなり寿司セット







・えきそば グランフェスタ店
 住所:兵庫県姫路市駅前町221 グランフェスタ地下街
 TEL:090-4901-9967
 営業時間:10:00〜20:00
 定休日:無
 駐車場:有
 アクセス:JR、姫路駅から徒歩約10分
 カード:不可
 席数:12席