加寿屋

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更新日:
 2018年10月30日



◎加寿屋(2018年10月30日)
 加寿屋は大阪府堺市に本社がある株式会社グローバルキッチンが運営している「かすうどん」のお店です。1995年4月に本店(藤井寺店)をオープンして以降、次々と店舗を増やし、大阪近郊の関西地域だけでなく関東地方にも店舗を展開し、2018年10月現在、フランチャイズを含めて22店舗を運営しています。
 店名の「加寿(かす、漢字は当て字だと思いますが)」は、「油かす」のことだそうです。本来、「油かす」とは、食肉から油脂を取り出した後の残り(かす)のことでした。それが転じて牛、豚や馬などの内臓肉(ホルモン)を油で揚げた食品のことを「油かす、かす」と言うようになったそうです。
 大阪、南河内地方は関西でも有数の畜産業の生産、加工地であったことから、古くから油かすが食べられていたそうです。この油かすを具としたうどんも、かなり古くから食べられていたようです。油かすは、この他、お好み焼きやタコ焼きの具の1つとして利用されたりしています。
 加寿屋の「かすうどん」は、1990年代、創業者である津野新三氏がうどんの具に油かすを使ってみようと思い立ってできあがったものだそうです。津野氏は独立を志し、それまで働いていた外食産業の会社を辞めて自ら外食産業への参入を計画したそうです。この時、日本人になじみ深いうどん屋に目をつけたそうです。しかし、どこでも食べられるうどんでは意味がないと思い、油かすをうどんのスープに使えば他店に無い、新しい味のうどんができると考えたそうです。コクのあるスープは加寿屋が独自に吟味を重ねて生み出した秘伝の味だそうです。
 1995年に開店し、「かすうどん」を始めると、多くのファンが生まれ、多くの店舗を出していくようになり、また、他社でも真似た「かすうどん」を出すようになっているそうです。大阪市内では2000年代に入ってから、かすうどんを出す店が増えているそうです。
 上から見て左側に肉片のようなものが浮かんでいますが、これが「油かす」です。油で揚げられているため、出汁の表面にも脂が浮いています。これが特製の出汁と絶妙にマッチして独特の風味をもたらしています。

・かすうどん



・加寿屋 藤井寺本店:https://aburakasu.com/71592/
 住所:大阪府藤井寺市沢田1-28-5
 TEL:0729-54-6490
 営業時間:11:00〜翌5:00
 定休日:無
 駐車場:有
 アクセス:近畿日本鉄道、藤井寺駅から980m
 カード:不可
 席数:20席
 オープン日:1995年4月