蓬莱本館

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更新日:
 2019年7月30日



◎蓬莱本館(2019年7月25日)
 蓬莱本館というと分からないかもしれませんが、「蓬莱」と聞けば、大阪名物の豚まんを思い出すのではないでしょうか。実は、新大阪駅などで行列ができているお土産売り場は、蓬莱本館ではなく、「551蓬莱」というお店のお土産売り場だったりします。「蓬莱本館」の豚まんは、通常の御土産屋さんの冷凍商品ケースの中に置いてあると思います。
 「551蓬莱」も「蓬莱本館」もルーツは同じで、1945年(昭和20年)10月15日に台湾から日本にやって来た幼馴染3人、羅邦強氏、蔡水池氏と、もう1人で難波新地4番丁に「蓬莱食堂」を開店したのが始まりです。「蓬莱」とは、古代中国の神仙思想で説かれる三神山の一つです。山東半島の東方海上にあり、不老不死の薬を持つ仙人が住む山と考えられていたそうです。
 創業当時はカレーライスを販売していたそうですが、1946年に「安くておいしいものを提供しよう」と考え、思いついたのが、中華具材を皮で包んだ「中華まんじゅう」だったそうです。点心をベースにした中華まんは以前からあったようですが蓬莱は、「どうせならお腹を満たせる大きさに」と考え、ボリュームをアップした大きな中華まんにしたそうです。
 その後、1964年(昭和39年)に創設者3人がそれぞれ「551蓬莱(株式会社蓬莱)」、「蓬莱別館(株式会社蓬莱別館)」、「蓬莱本館(株式会社蓬莱本館)」という3つの会社に分割し、それぞれでの事業発展を目指したそうです。蔡水池氏が「蓬莱別館(株式会社蓬莱別館)」、羅邦強氏が「551蓬莱(株式会社蓬莱)」を立ち上げました。この時、「蓬莱本館」は冷蔵・冷凍に特化し、「551蓬莱」は冷蔵・冷凍はやっていないのだそうです。(確認できていませんが、蓬莱別館は廃業したという情報がポツポツと、あります。)
 1970年に初代社長、蔡水池氏が死去し、奥さんの東千代子氏が急遽、社長に就任しました。この時、長男の東進明氏は18歳だったそうです。東進明氏も調理場に入り、仕事を手伝ったそうです。
1994年に東千代子氏が社長を引退し、長男の東進明氏が3代目社長に就任しました。現在ではネットでの販売も行っており、多い時は1日10万個以上を製造しているそうです。



・蓬莱本館
 住所:大阪府大阪市中央区難波3-6-1
 TEL:06-6634-6836
 営業時間:11:15〜22:00
 定休日:不定休
 駐車場:無
 アクセス:地下鉄、なんば駅、11番出口より徒歩3分
 カード:可(VISA、MASTER、JCB、Diners、AMEX)
 席数:150席
 オープン日:1945年10月15日