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更新日:
2016年1月3日
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◎シェル(2015年12月13日)
シエルは、京都府宇治市にある特大クリームコロッケが有名なレストランです。ただし、実際に行ってみると、特大なのはクリームコロッケだけではありませんでした。
店舗は、宇治の24号線沿いで、交差点の一歩手前にありました。看板では、「洋食の店」となっていました。色鮮やかな緑色の日よけが目印の店舗です。店内は、カウンター席とテーブル席がありますが、そんなに広くはありません。
私が行った時は1時前だったので空いているのかと思い、勢いよくドアを開けたら、店内は満席で、ドアの目の前のカウンター席にも人がいて、目が合ってしまい、思わず、ドアを閉めてしまいました。再度、ドアを開けたところ、店員のおばあさんと目が合い、「ちょっと待っててな」と言われたので、再度、ドアを閉めて、店の外で待つことにしました。
すると、常連さんらしい小父さんが後ろからやってきて、「待っているの?」と聞かれたので「そうです。」と答えると、慣れているらしく、その小父さんも店外でおとなしく待ち始めました。店の外にもメニューと金額が書かれていたので、何を頼もうか、ゆっくりと考える時間がありました。
5分ほど待っていたら1組の客が出たので、入ろうとすると、また、おばあさんに「ちょっと待ってて」と言われ、またしても店外で待つことになりました。しばらくして、やっと呼ばれてカウンター席に着くと、店内には、店の外には書かれていないメニューがありました。
店の中は満席で、かつ店員は、おばあさん一人らしく、てんてこ舞いでした。実際には、料理を作る方がいるのですが、一切、店の方には顔を出さず、声も聞こえないので、詳細は分かりませんが、調理場の大きさを推測するにおばあさんの旦那さんが一人で料理を作っているのではないかと思います。
私の連れは念願のクリームコロッケランチを、私はチキンカツランチを頼みました。いずれも税込み880円です。出て行った客の皿やコップも片付けられず、カウンターの片隅に積んでいくだけで、我々の前に水が入ったコップが出されるまで5分くらいかかりました。おばあさんは「今日は、人が多い。疲れた。」と文句を言いつつ、フウフウ言いながら料理を運んだり、片づけをしたりしていました。
おばあさんが疲れるくらいに人が多いせいか、我々の料理が来るまで20〜30分くらい、かかりました。日曜日でしたので、特に問題ありませんでしたが、平日でこれだと厳しいですね。しかし、1時を過ぎても、5〜6組、お客さんが来ていましたので、結構、地元でも人気の店なのかもしれません。
やっと出てきたクリームコロッケは、見ていて笑顔がこぼれるくらい(笑うしかないくらい)大きいものでした。長さは25cmくらい、厚さは3cmくらいある巨大なクリームコロッケです。中を割ってみると、クリームは決してこぼれてきません。食べてみると、この形を作るために厚い衣があるため、むしろサックサックのクリームコロッケなのです。イメージしているクリームコロッケとは異なりますが、美味しいのです。何とも不思議な巨大クリームコロッケです。「サックサックのクリームコロッケって何だ!」と思うのですが、実際にカリッカリとか、サックサクのクリームコロッケなのです。
私が頼んだチキンカツも皿からはみ出しそうな大きさで、普通ではありません。ものすごく大きいのですが、やはり美味しい。最初は、食べきれるかと不安でしたが、美味しいので、パクパクと食べてしまいました。
食べている途中、1時45分くらいに、2人組が店内に入ってきたのですが、おばあさんが「ごめんな。もう、御飯がないのよ。」と断っていました。店内にかかっていた営業時間を確認すると11時から14時まででした。ランチのみの営業という、珍しい形態ですが、多分、体力的な問題もあるのでしょう。おばあさんは、「もう、今日はやりたくない」、と疲れた声で言っていましたが、このままだと、いつまで営業してくれるか、微妙かもしれません。
店の外観です。
店の外にあったメニューです。
店内、カウンターの内側です。
店内にかかっていたメニューです。
これがクリームコロッケです。
半分に切ってもクリームがこぼれてきません。
こちらは、チキンカツです。
・シェル
住所:京都府宇治市槇島町三十五56-5
TEL:0774-20-1782
営業時間:11:00〜14:00
定休日:木曜日
駐車場:無
アクセス:近鉄、京都線、向島駅から徒歩20分
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