ふくすけ

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更新日:
 2017年11月20日



◎ふくすけ(2017年11月11日)
 ふくすけは、三重県伊勢市の伊勢神宮内宮の門前町にある「おかげ横丁」の中にある伊勢うどんの専門店です。鬼瓦にあしらわれた福助が目印のお店で、観光客で賑わっているおみせです。「おかげ横丁」は、第61回神宮式年遷宮の年、1993年(平成5年)7月16日に伊勢神宮内宮門前町「おはらい町」の中ほどに、お伊勢さんの「おかげ」という感謝の気持を持って開業したそうです。おかげ横丁には60余りの店が軒を連ねる一つの町となっており、塀の囲いがなく、自由に散策できるように作られています。
 伊勢うどんとは、三重県伊勢市を中心に食べられているうどんで、極太の緬を1時間以上、煮込んで柔らかくし、それをたまり醤油に鰹節やいりこ、昆布等の出汁を加えた黒く濃厚なつゆ(タレ)に絡めて食べる独特なうどんです。伊勢うどんはお店によってタレや麺にこだわりがあるそうですが、ふくすけは天然ダシを使った自家製ダレだそうです。
 江戸時代以前から、この地の農民が食べていたうどんのようですが、江戸時代に庶民の間に伊勢神宮への集団参詣(お蔭参り(おかげまいり)、あるいは、お蔭詣で(おかげもうで))が流行した際、浦田町橋本屋七代目である小倉小兵がお蔭参りの参詣客に提供するためにうどん屋を開業したのが、伊勢うどん屋の最初だそうです。参拝客が来た時に、すぐに提供できるように常に茹で続け、必要量を釜揚げしていたため、茹で時間を気にしなくてよいうどんになったと言われているそうです。
 ふくすけは、この伊勢うどんの専門店ですので、伊勢神宮内宮や、おかげ横丁に行った際には、この伊勢うどんを食べなくてはなりません。江戸の建物を再現した店内で、タイミングが良ければ、隣の太鼓櫓で開催される和太鼓演奏を聞きながら伊勢うどんを食べることができます。
 ふくすけは、江戸時代に「生きているうちに食わなければ、死んで閻魔に叱られる」と言い囃されたほど人気だった伊勢街道沿いの「豆腐六(どぶろく)」といううどん屋さんをイメージして作られており、「食べると福がある」とも言われたことに因んで「ふくすけ」と名付けられたそうです。

・注文すると、こんな札を渡されて、うどんが運ばれてくるのを待ちます。



・伊勢うどん
 たまり醤油独特のコクと、こだわり昆布に鰹節といった天然のお出しが染み込んだタレ。見た目は辛そうですが、意外とあっさりとしていて、一度食べたらやみつきになります。



 食べる時は、混ぜ混ぜして、ダシとうどんを良く絡めてから食べます。



・ふくすけ
 住所:三重県伊勢市宇治中之切町52 おかげ横丁
 TEL:0596-23-8807
 営業時間:10:00〜17:30
 定休日:無
 駐車場:無
 アクセス:五十鈴川駅から1,645m
 カード:不可
 席数:68席
 オープン日:1993年7月16日