山本屋本店

このサイトは、日本の地域の情報についてまとめました。

  メニュー

TOPページ 

観光地 

地域情報 

日本のホテル 

日本のニュース 

日本について 

美味しいもの 

海外事情 

海外のホテル 

雑学 

用語辞典 

リンク 


更新日:
 2015年4月26日



◎山本屋本店(2012年4月11日)
 名古屋の名物の1つに味噌煮込みうどんがあります。山本屋本店というのは、この味噌煮込みうどんの専門店の1つです。同じ「山本屋」という名前で、「山本屋総本家」というお店があるのですが、両社の間には、資本関係などはないようです。しかし何故、どちらも「山本屋」を名乗っているのかがわかりません。
 私が良く行くのは、名古屋駅のエスカにある山本屋本店です。名古屋に住んでいない人からは、名古屋駅にあるということは、非常に便利だと思います。ここの味噌煮込みうどんは、麺が固いのです。パスタで言うところのアルデンテって感じです。まあ、これはお店側のこだわりのようですので、仕方がありません。私は、少し柔らかくして食べたいので、ぐつぐつ、ぐらぐらの煮込みうどんが来たら、卵につゆをかけ、少し麺の間に沈め、しばらく蓋をして待ちます。どうせ熱すぎて、すぐには食べられませんので、漬物を食べて少し待つのです。待っていても、冷めてしまう心配はありません。土鍋に入っていますので、すぐに冷めることはありません。しばらく待って、熱々の味噌煮込みうどんをいただきます。
 山本屋本店の味噌煮込みうどんに欠かせないのが「あじ味噌」だそうです。3年間じっくり時間を掛けて醸造した地元特産の赤味噌、白味噌にザラメを独自の技術でブレンドし、艶の出るまで大釜でじっくり炊き上げて「あじ味噌」を作るのだそうです。
 また、山本屋本店では、味噌煮込みうどんは、1人前の土鍋に入れられて提供されます。これは、味噌煮込みうどんをより美味しく提供したいというこだわりから生まれたものだそうです。伊賀の窯元で専用 に焼き上げられたオリジナルの逸品です。使うたびに炎で鍛え上げられる土鍋には無数の貫乳(ひび)が入ります。それが旨みと一体化して、味噌煮込みうどん を美味しく炊き上げるのだそうです。また、この土鍋の蓋には湯気抜きの穴があいていません。蓋にうどんを取り分けて、ふうふう冷ましながら食べるのが名古屋流なので、汁がこぼれないように穴がないのだそうです
 味噌煮込みうどんは、もともと名古屋の家庭料理で、どこの家でも作られていたものだそうです。これが、高級料理(普通のうどんのつもりで注文しようとすると、値段を見て、びっくりします。)になってしまうなんて、不思議なことです。しかし、ちょっと値段が高すぎる気がしますが。
 2012年4月に山本屋本店のWeb Siteを確認したところ、会社設立の詳細は、一切、記載されていませんでした。会社概要のページでは、「山本屋本店は創業当時からの伝統的手打手法と味を守りながら、名古屋市内を中心に店舗展開しております『味噌煮込うどん専門店』です。守り伝える「味」と「心」をモットーに、専門店としての姿勢を貫き、より高品質で付加価値の高い商品を作り出すため、「味」のみならず「おもてなし」においても独創性を重んじ、他店との差別化を図っております。」としか記載されておらず(2012年4月11日現在)、会社の経歴は、謎です。
 2007年12月頃までは、「山本屋本店は味噌煮込うどん専門店として創業当時からの伝統的手打ち手法と味を守りながら、常に「手作り」にこだわってきました。その後昭和35年の会社設立により愛知、岐阜のエリアに展開しております。」との記載があったようです。ちなみに、分かりづらいですが、山本屋本店を運営しているのは、株式会社山本屋本店という会社です。
 年代を比べてみると、昭和29年に設立された合資会社山本屋というのが元で、そこから別れた人が昭和35年に株式会社山本屋本店という会社を立ち上げ、新たな店舗展開を図ったというのが真相のように思えますが、どうでしょうか。
 ちなみに2015年4月26日に山本屋本店のWeb Siteを確認したところ、「創業:明治40年」と、今までにはない記述がありました。もう1つの「山本屋」との関わりが謎ですが、名古屋に行ったら、行きたいお店の1つですね。







・味噌煮込みうどん









・黒豚ロース入り味噌煮込みうどん