好陽軒

このサイトは、日本の地域の情報についてまとめました。

  メニュー

TOPページ 

観光地 

地域情報 

日本のホテル 

日本のニュース 

日本について 

美味しいもの 

海外事情 

海外のホテル 

雑学 

用語辞典 

リンク 


更新日:
 2016年6月10日



◎好陽軒(2016年6月6日)
 好陽軒は、ラーメン屋さんです。ただ、普通のラーメンではありません。その特徴は、びっくりするほど、たっぷりのメンマが入ったメンマラーメンです。
 御主人がメンマが大好きで、自ら美味しいメンマを作っているそうです。天日干しで作られた最高級の乾燥メンマを一週間ほどかけてゆっくり戻し、本来の美しさを損なわないよう、極薄い醤油味に味付けしてあります。結構、極太なメンマですが、しゃきしゃきした歯ごたえは固すぎず、薄い醤油味なのでメンマの美味しさを堪能することができます。
 御主人の話では、メンマの量を増やそうと思えばふやかせばいいし、数を増やそうと思えば細く切れば良いとのことです。しかし、歯ごたえと味のバランスを考えると、お店で出しているしっかりした大きさ、太さのメンマが最高なので、この大きさと量で出しているとのことです。
 この自家製メンマを沢山の人に食べてもらいたいということから、メンマがたっぷり入ったラーメンを提供しているそうです。
 スープは、名古屋では有名な「好来系」といわれる薬膳系スープだそうです。鶏9、豚骨1をベースとして、数種類の根菜や魚介系乾物、滋養豊かな和漢根菜ハーブを使用して作られています。ラード類は一切使用せず、塩分を極力控えているため、非常にあっさりとした中にコクがあるスープです。
 メニューはシンプルにシャーシュー麺、大盛チャーシュー麺、スペシャル、大盛スペシャル、メンマ、大盛メンマ、スペシャルメンマ、大盛スペシャルメンマと御飯の9種類です。ここで「大盛」は、麺が通常の1.5倍、「スペシャル」は叉焼がたっぷり、「メンマ」はメンマがたっぷりなのだそうです。
 店内はカウンターのみで、店に入ったら、すぐに人数と注文を聞かれます。メニューを見ていて、ここは一番スペシャルな「大盛りスペシャルメンマ」を注文しました。後から入ってきた常連さんらしい人達は「松!」とか、「松大!」とか注文していました。
 昼時に入ったので、カウンターは一杯で、反対側の壁際に作られた長椅子に数人の待ち人がいました。椅子に座って待っていると、順番に「はい、2名様、こちらへどうぞ」、「大盛りチャーシューの方、こちらへどうぞ」と御主人が大きな声で案内してくれます。結構、混雑していましたが、無駄がないさばき方で、回転は早いと思いました。
 私は、「大盛スペシャルメンマ」を注文したのですが、料理が運ばれてくると、あらためてびっくりです。メンマの量に圧倒されます。こんなに大量のメンマ、今まで見たことがありません。家でインスタントラーメンを食べる時のために買ってきているメンマの瓶詰めで4〜5本分くらいはありそうです。麺どころか、チャーシューも全く見えません。
 早速、食べ始めたのですが、食べても食べてもメンマです。少し食べて、メンマを重ねてどけると、やっと麺にありつくことができました。あっさりしたスープと薄味の大量のメンマに飽きたら、テーブルの上にある自家製のラー油をかけて、味を変えるのも1つの手です。自家製ラー油は、胡麻油の香りが良くて、辛すぎず、良いアクセントになりました。
 最初は、びっくりして完食できるか不安になりましたが、何とか「大盛スペシャルメンマ」を完食することができました。ただ、最後までメンマが残っていましたので、麺やチャーシューよりも数倍、メンマの量が多かったのではないかと思います。今日、食べたメンマの量が、今までの人生で食べてきたメンマの量に匹敵するかもしれません。
 お会計を済ませた御客さんには、御主人と奥さんが「ありがとうござ〜いました〜 ま〜た、どうぞ〜」と独特の節で声を合わせて送り出していました。この掛け声を何度も聞くうちに、心地良い感じに思えてしまいました。













・大盛りスペシャルメンマ



 やっと麺とチャーシューが見えてきました。



・好陽軒(こうようけん)
 住所:愛知県名古屋市昭和区広見町2-21-3
 TEL:052-882-9780
 営業時間:11:00〜15:00、17:00〜20:00
 定休日:木曜日
 駐車場:有
 アクセス:地下鉄、桜通線、桜山駅、7番出口、徒歩10分