CoCo壱番屋 このサイトは、日本の地域の情報についてまとめました。 　　メニュー TOPページ　 観光地　 地域情報　 日本のホテル　 日本のニュース　 日本について　 美味しいもの　 海外事情　 海外のホテル　 食品の話　 雑学　 用語辞典　 リンク　 更新日： 　2020年8月23日 ◎CoCo壱番屋（2020年7月1日） 　「CoCo壱番屋」は「ココイチ」と呼ばれ、誰もが知っているカレー専門店です。2020年7月現在、株式会社壱番屋（本社：愛知県一宮市、資本金：15億327万円、代表取締役社長：葛原守（くずはら・まもる））が運営しており、2020年2月期の売上は996億円（直営、FCを含む全業態）という巨大カレー会社です。 　「ココイチ」の創業者である宗次�ｺ二（むねつぐ・とくじ）氏は、戸籍上は1948年（昭和23年）10月、石川県生まれだそうです。生後まもなく兵庫県尼崎市の孤児院（児童養護施設）に預けられ、3歳のときに雑貨商、宗次福松、清子夫婦の養子として岡山県に引き取られたそうです。 　しかし、養父の宗次福松氏は競輪やパチンコなどのギャンブルにのめり込み、雑貨商を倒産させ、週に3日ほどの日雇いで稼いだわずかな生活費も競輪につぎ込んでいたそうです。そんな養父に愛想を尽かした養母は失踪してしまったそうです。養父と2人の生活は極貧で、電気や水道を引くこともできず、ろうそくで明かりを得、雑草を抜いて食べるほど困窮していたそうです。 　15歳まで生活保護を受けて生活し、岡山県玉野市など各地の廃屋を転々として、パチンコ店で零れ玉やシケモク（煙草の吸殻）を集めるなどして生計を助けていたそうです。吸殻を拾わなかったり、掃除を怠ったりすると、養父から全裸にされ、箒で殴られるなどの虐待を受けていたそうです。このような環境下で、早く自立して生きていかなくてはならないと考えたそうです。 　高校1年生の夏に養父が胃癌のため亡くなり、家を出ていた養母との生活が始まり、一間ながらも電灯のある暮らしとなり、アルバイトで得たお金で高校も通えるようになったそうです。1967年（昭和42年）3月に愛知県立小牧高等学校商業科を卒業すると、不動産業の八洲開発に入社しました。 　1970年（昭和45年）2月に大和ハウス工業、名古屋支店に転職後、同僚の直美さんと結婚しました。結婚を機に独立を考えていた宗次�ｺ二氏は、結婚2年後、1973年（昭和48年）にマイホームを建て、その一階を事務所にして不動産仲介業をはじめました。不動産仲介業は、食うには困らないほどの収入はあったそうですが、毎日、汗水流して働くという仕事ではなく、働き甲斐がないと感じたそうです。 　当時住んでいた名古屋市は喫茶店文化が根強かったことから、喫茶店を経営することを思いついたそうです。宗次�ｺ二氏は不動産業をやり、奥様の直美さんが中心となって喫茶店をやるということで店舗を探したそうです。そして最初に見た店舗を契約、1974年（昭和49年）に名古屋市西区に喫茶店「バッカス」をオープンしました。オープン初日に手伝いに入った際、開店10分もしないうちに人が集まり、不動産とは違う世界に面白みを感じ、喫茶店が天職であると感銘を受け、不動産業からの撤退を決意したそうです。 　「バッカス」では、柔らかな食パンのサンドイッチが人気だったそうです。「バッカス」が繁盛すると、翌1975年（昭和50年）に、近くに2号店である喫茶店「浮野亭」をオープンさせました。「浮野亭」は、最初こそ不振だったものの、次第に軌道に乗っていったそうです。「浮野亭」では、生クリームをたっぷり使ったウインナコーヒーが人気だったそうです。宗次�ｺ二氏は、より売上を伸ばすために出前のサービスも始めたそうです。そのためにはライスメニューが必要だと考えた宗次�ｺ二氏は、カレーライスをメニューに加えました。すると、そのカレーライスが爆発的な人気となり、注文が殺到したそうです。 　そこで、これだけ人気があるならカレー専門店を作ろうかと考え、調査のために上京したそうです。グルメ情報誌に載っている人気カレー専門店のカレーを食べ歩いた結果、自分達の手作りカレーの味に自信を持ち、翌1978年（昭和53年）1月17日にカレー専門店「CoCo壱番屋」を愛知県清須市にオープンしました。 　開業当時の目標は日商6万円で、「月商150万円を超えたら2号店を出そう」と奥さんの直美さんと話していたそうです。目の前の仕事に夢中になって取り組むうちに業績が向上し、店舗を次々と増やしていきました。1982年（昭和57年）7月にはFC本部として（株）壱番屋、直営店部門として壱番屋店舗運営（株）を設立、さらに1982年（昭和57年）10月には食品製造部門として壱番屋オリジナルフーズ（株）を設立するなど、拡大路線を進んでいきます。 　2001年（平成13年）1月には700店舗を達成し、まだまだ発展途上にも関わらず、宗次�ｺ二氏は2002年（平成14年）、53歳で会長を引退、経営から身を引きました。その後も、ココイチは事業を拡大し、2004年には1000店舗を達成し、2005年5月2日には東京証券取引所、名古屋証券取引所への上場を果たしました）。 　2015年12月8日、ハウス食品グループ本社（株）が壱番屋にTOBを行い、壱番屋を連結子会社化しました。 ・ソーセージカレー ・ハンバーグカレー ・ロースかつカレー ・メンチカツカレー ・ロースカツカレー＋茄子 ・CoCo壱番屋　西枇杷島店 　住所：愛知県清須市西枇杷島町末広31 　TEL：052-502-4738 　営業時間：11:00〜24:00 　定休日：無 　駐車場：有 　アクセス：JR、枇杷島駅から徒歩約10分 　カード：可（Diners、JCB、AMEX、VISA、Master） 　席数：23席 　オープン日：1978年1月17日