幸楽

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更新日:
 2016年2月20日



◎幸楽(2016年2月20日)
 幸楽は、甲府市の後屋町というところにある少し変わった食事処です。昼はラーメンや定食などを食べられますし、夜は居酒屋として営業しているようです。
 この店の店長は仲田久吉氏で、近くでボクシングジムも経営されているそうです。久吉さんは1950年(昭和25年)2月13日生まれで、極普通に生活されていたそうですが、甲府市内のラーメン店でアルバイトをしていた30歳の時、出前先でボクシングジムに出会ったそうです。そこで突然、ジムに通うことに決め、練習に取り組んだそうです。すると、7か月という異例の早さでプロライセンスを獲得し、無事にプロボクサーになったそうです。仕事後の深夜に練習を続けたていたそうですが、年齢もあったのか、プロとしては1試合もしないまま引退されたそうです。
 32歳で妻・晴美さんと結婚し、1,500万円を借りて1982年5月2日に「幸楽」を出店したそうです。プロボクサー時代に減量で苦しんだせいか、「うまい、安い、ボリューム満点」の三拍子が揃った料理を提供することにしたそうです。
 6人兄弟の末っ子だった久吉さんは「金はなくても、賑やかな方が人生楽しい」との考えで、7年間で2男1女が誕生し、その生活を支えるために一生懸命に働いたそうです。1995年頃、誕生間もない姪を見た奥さんの晴美さんが「また赤ちゃんを育てたい」と言い、1996年(平成8年)4月7日に幸都子(さとこ)さんが生まれました。
 「姉や兄は大きいし、女の子を一人で学校に通わせるのはかわいそう」と夫婦で話し合い、1998年(平成10年)1月21日には輪幸(りさ)さん、2000年(平成12年)12月13日には辰吉君、2002年(平成14年)12月4日には幸希七(ゆきな)さんが生まれ、子ども7人という大家族になったそうです。
 そんな中、2003年夏、久吉さんは3,500万円を借りて、プロ引退後の念願だったボクシングジムを開きました。小学校に上がったばかりの幸都子さんが、放課後、まっすぐにジムに来てトレーニングをするようになると、輪幸さんもボクシングを始めたそうです。
 しかし、ジムの経営は元世界王者でも難しいといわれるており、当然のようにジムは赤字続きだったそうです。ピーク時には100人近くいた会員は2008年5月には半減してしまったそうです。久吉さんは「店の経営にも響くから、ジムを閉めよう」と考えたそうですが、「お父さんからボクシングを取ったら何が残るの?」と、幸都子さんと輪幸さんが引き留めたそうです。また、当時、保育所に通っていた幸希七さんも「あたしもボクシングやる!」とグラブを握ったそうです。
 これによって久吉さんはジムを継続することを決めたそうです。さらに三姉妹は、翌月の父の日に「絶対、世界チャンピオンになる」と書いた連名の手紙を贈ったそうです。 そこで久吉さんは、幸都子さん、輪幸さん、幸希七さんを「甲州三姉妹」と名付け、大々的に売り出すとともに、ランニング、縄跳び、サンドバッグへの打ち込みなど、それぞれに厳しい練習メニューを課し、目標に向かってまい進しているそうです。
 甲府ヨネクラスポーツジム(山梨県甲府市後屋町529)は、2013年3月に、日本プロボクシング協会を脱退したそうです。女子にはプロボクシングないため、日本アマチュアボクシング連盟に加盟し、三姉妹とオリンピックを目指しているそうです。
 そんな元プロボクサーの店長が考案したメニューは、やはり普通とは違います。「これはまいった定食」は「刺身盛合せ、幸楽煮(豚の角煮と大根煮)、日替わりおかず2品」に御飯、味噌汁、お新香が付いていてボリューム満点です。
 甲州三姉妹にちなんだ「甲州三姉妹重ね丼」は「豚バラ、肩ロース、ロースの三種重ね丼」です。このほか、甲州和牛で作った爆弾メンチカツの「甲州和牛100%メンチカツ定食」など、ボリュームたっぷりの定食や丼メニューがあります。
 さらに、豚バラ肉がお皿からはみ出す、ボリューム満点の「富景希(ふけいき)ラーメン」、「ニンニクベースの醤油ラーメン」にもやしがタワーのように盛り付けられた「うまやんラーメン」、豆板醤で赤く染まったピリ辛もやしの「赤富士うまやんラーメン」など、ラーメンも種類があります。



・ラーメンとチャーハンのセット







・ラーメンとオムライスのセット



・幸楽 後屋店(本店)
 住所:山梨県甲府市後屋町668-2
 TEL:055-241-2164
 営業時間:11:00〜23:00
 定休日:月曜日(祝日の場合は、翌日)
 駐車場:有(向かいのファッションセンターしまむらの駐車場が利用可能)
 アクセス:JR、国母駅から1,100m
 席数:60席(1階:40席、2階:120席)
 オープン日:1982年5月2日