中国ラーメン 揚州商人

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更新日:
 2023年6月2日



◎中国ラーメン 揚州商人(2023年5月28日)
 「中国ラーメン 揚州商人」は東京都杉並区に本社がある株式会社ホイッスル三好(創業:1988年(昭和63年)2月、設立:1990年(平成2年)4月、資本金:5,000万円、代表者:三好一太朗)が首都圏を中心に展開している中華料理チェーン店です。2023年5月現在、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県で37店舗を運営しています。
 創業者の三好比呂己(みよしひろみ)氏は1955年(昭和30年)7月に東京都渋谷区恵比寿で生まれ、玉川学園中学、高校を経て、玉川大学文学部に入学しました。三好比呂己氏は大学時代に(株)楽コーポレーションでアルバイトをしており、代表取締役社長の宇野隆史氏から直接、指導を受けて感銘を受け、大学を卒業したらラーメン店を起業しようと考えるようになったそうです。
 そして大学を卒業した三好比呂己氏は、ラーメン店を開業するために父親が経営していた中華料理店に就職しました。最初、ウエイターから経験を重ね、半年で専務にされたそうです。これが25歳の時だそうですが、それから3年経った頃、父親の体調が悪くなったそうです。父親が引退したら専務という立場上、会社を引き継ぐことになりかねず、あまりの責任の大きさに恐怖を感じたそうです。そんな時、ポール J. マイヤー氏が考案した自己啓発プログラムに出会い、刺激を受けたそうです。ただ、兄弟と仲が悪くなり、父親が亡くなった時、遺産を放棄してしまったそうです。
 また、「SMIプログラムの販売代理店」という仕事にも興味が向き、ラーメン店を起業する前に、この仕事をしようと思ったそうです。代理店の権利の代金が500万円だったそうですが、丁度、貯金が500万円あったことから、有り金を全部、つぎ込んで、事業を始めたそうです。ただ、貯金を使い果たしたことをさすがに見かねた兄達が支援してくれ、恵比寿の倉庫の一角を借りて事務所としたそうです。この事業は好調で、2年もたたず50人の部下ができ、年商は14億円ぐらいになったそうです。事業は順風満帆だったものの、一つ問題があったそうです。それは、給与が完全歩合給制だったことです。社員が50人いると、売れる人間もいれば、そうでない人間もおり、売れなければ給与が出ないため生活ができません。そこで三好比呂己氏は、そんな彼らのために何かできないか、そう思って始めたのが、もともとやりたかったラーメン店だったそうです。1988年(昭和63年)2月に9坪のラーメン屋を始め、屋号は「元氣一杯」としました。このスタッフのためと思って出店したラーメン店がバカあたりし、連日、長蛇の列ができ、1650万円の月商を記録したそうです。すると、こちらの事業にも熱が入り、すぐに9店舗まで拡大したそうです。
 こんな時、三好比呂己氏の弟が経営に行き詰っていたので、彼が経営していた「揚州商人」を買い取ったそうです。「揚州商人」を買い取った三好比呂己氏は店舗を中国風の外観にし、中国の路地裏の雰囲気を醸し出す内装にしました。この雰囲気は、三好比呂己氏自身が上海で3日間にわたって街並みと飲食店を撮影し、その写真からヒントを得て「中国そのもの」という店舗を設計、デザインしたそうです。
 もともと三好比呂己氏の祖父は中国、揚州出身で1920年(大正9年)に日本に渡ってきたそうです。「揚州商人」の店名は、そこから来ているそうです。三好比呂己氏の祖父は当初、中華街で床屋をしていたそうですが、日中戦争がはじまると差別があり、東京、北千住に移住し、中国料理店「正華」を開いたそうです。三好比呂己氏によると「揚州商人」のラーメンは、いわゆる「ラーメン」ではなく、中華料理の1つなのだそうです。三好比呂己氏が小さい頃、祖父の店で食べた中華料理、父親に連れて行ってもらった中華料理店の味、自分自身が勤めた中華料理店で覚えた味、そして中国に何度も行って食べ歩いた中華の味をもとに再現しているそうです。
 「揚州商人」では麺を3種類から選ぶことができます。まず、中国で主流の「柳麺(りゅうめん)」は細麺です。日本では通常、うどんなどコシがある多加水麺が主流ですが、中国ではモチモチした食感の低加水麺が主流だそうです。そこで「揚州商人」では中国伝統の柔らかい低加水麺を工夫し、歯切れのあるコシを足したそうです。中太のオリジナル麺である「揚州麺(ようしゅうめん)」は、コシとモチモチ感の絶妙なバランスが特徴だそうです。極太麺である「刀切麺(とうせつめん)」は、「刀削麺」ではありません。麺の生地の塊を刀で削る刀削麺は有名ですが、削るのではなく同じ生地を伸ばして刀で切って麺とし、名づけて「刀切麺」としたそうです。しっかりした歯ごたえがあり、食べ応えがあります。







・正油ワンタン麺



・タンタン麺



・半チャーハン



・餃子



・中国ラーメン 揚州商人 目黒本店
 住所:東京都目黒区目黒1-6-16 ミョンドンビル 1F
 TEL:03-3494-0166
 営業時間:11:00〜翌4:00
 定休日:無
 駐車場:無
 アクセス:JR、目黒駅から徒歩約6分
 カード:不可
 席数:17席
 オープン日:1990年(平成2年)7月