東京チカラめし

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更新日:
 2022年1月29日



◎東京チカラめし(2022年1月29日)
 「東京チカラめし」は「焼き牛丼」という新しいスタイルの牛丼をメインにした牛丼チェーン店です。「東方見聞録」、「月の雫」、「金の蔵」などの居酒屋を運営している(株)三光マーケティングフーズ(本社:東京都新宿区、創業:1975年9月、設立:1977年4月、資本金:5千万円、代表取締役社長:長澤成博、2021年10月に商号を「株式会社SANKO MARKETING FOODS」に変更しています。)が新規事業として、2011年6月9日に東京都豊島区西池袋に1号店(池袋西口店)を開店したのが最初です。
 2011年7月には、2012年6月末までに50店を出店する計画で、同社の今後の主力業態に据えると発表していたそうです。2011年11月には当時の平林実社長が「2012年6月末までに100店を超え、2012年には年間300店を開店させる。チカラめしのみで1000店舗以上展開する」と発表していたそうです。実際に、2012年9月11日にオープンした東京都世田谷区の梅ヶ丘店で、累計100店舗を達成し、ものすごい勢いで店舗展開を進めていました。
 しかし、最盛期である2013年には全国で130店舗を数えるまでになりましたが、その後、不採算店を整理するなどで急激に店舗数を減少させていきました。2013年6月には24時間営業の方針を見直し、深夜帯の営業を休止しました。2014年には直営店のうち20店舗を「野郎ラーメン」を運営するフードリヴァンプへ、63店舗を株式会社チカラめしへ分割の後、関東地区でカラオケ店や飲食店を経営していたマックグループのユウシンに譲渡しました。フードリヴァンプに譲渡された店舗は野郎ラーメンに、ユウシンに譲渡された店舗は横浜家系と名付けたラーメン屋「壱角家」に転換しています。株式会社チカラめしが運営する店舗は2015年5月までに消滅し、株式会社チカラめしも2015年7月に株式会社イー・ダイニングに社名変更しています。
 2019年12月時点では7店舗(東京で3店舗、大阪で2店舗、千葉で2店舗)でしたが、2020年10月30日には1号店である池袋西口店(豊島区)も閉店し、2022年1月現在、新宿西口1号店(東京都新宿区)、新鎌ヶ谷店(千葉県鎌ケ谷市)、大阪日本橋店(大阪府大阪市浪速区)の3店舗を残すのみとなってしまいました。
 「焼き牛丼」という新しいスタイルの料理自体は良かったようですが、店舗の急拡大に人材育成が追い付かなかったようです。注文を受けてから肉を焼いて提供するため、客から「提供が遅い」とか、「店舗が不衛生だ」などのクレームが頻発し、リピータが増えなかったことなどが原因で衰退してしまったようです。注文が入ってから肉を焼くため、料理の提供までに時間がかかり、回転率を高めることができないことが不採算の大きな原因ではないかと考えられます。
 実際に、私も昼時にお店に入ったのですが、他にも席は空いていて、満席という状態ではありませんでした。しかし、席についてから丸10分、待たされました。こういうタイプのお店で10分も待たされると、長いと感じました。最近はスマホがありますので、時間をつぶすことはできるのでしょうが、ちょっと違うと思います。また、オープン当時は並盛りが280円という値段で人気もあったようですが(当時、他の牛丼店は380円だったようです。)、現在は並盛りが490円(味噌汁付き)ですので、安いという印象はありません。正直に言って、10分、待たされてまで、また食べたいとは思いませんでした。(280円なら、また食べたいと思いますが)
 ただ、卓上にある「辛味だれ」は味を変えるのに良いと思いました。辛い味が好きな人には嬉しいサービスだと思います。また、牛丼店では付け合わせが紅ショウガですが、「東京チカラめし」ではガリでした。「東京チカラめし」の味には、紅ショウガよりもガリの方が合っていると思います。





・焼き牛丼(大)





・東京チカラめし 新宿西口1号店
 住所:東京都新宿区西新宿1-15-3 オムニクスビル1F
 TEL:080-5986-4526
 営業時間:9:00〜23:00
 定休日:1月1日
 駐車場:無
 アクセス:JR、新宿駅、南口から徒歩約3分
 カード:不可
 席数:22席
 オープン日:2011年7月20日