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更新日:
2024年1月28日
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◎大衆和牛酒場 コンロ家(2024年1月27日)
「大衆和牛酒場 コンロ家」とは、「和牛」×「ワイン」×「大衆酒場」というコンセプトで展開されている居酒屋チェーン店です。神戸牛やA4〜A5の黒毛和牛料理と、居酒屋らしい気軽なワインスタイルを提供しており、株式会社頼富商會が運営しています。
創業者の頼富晋也(よりとみしんや)氏は1980年、香川県で寿司店を営む両親の元に生まれました。実家を継ぐことも考えて、大学卒業後、「えん」などを展開する株式会社ビー・ワイ・オーに入社したそうです。何年か働いた後、「同じ場所にいては成長がない」と考え、寿司店や割烹料理店、焼鳥店などで料理人としての技術を磨いたそうです。
そして27歳の頃、「これからどうしようか」と考えていた矢先、知人の誘いを受けて、2007年に東京に進出、「マーサーカフェ」などを展開しているマーサーオフィス(Mercer Office Inc.、本社:東京都渋谷区恵比寿、設立:2007年7月)の立ち上げメンバーの1人として参画したそうです。最初は一料理人として関わっていたそうですが、同社がカフェブームを作り上げる頃には、統括料理長になっていたそうです。
そしてマーサーカフェのブランドを10店舗まで広げると、7年半在籍した同社から独立し、2016年4月、部下だった蒲池章一郎氏と一緒に「大衆肉処酒場 コンロ家」を渋谷区代々木にオープンしました。この時、考えた「和牛」×「ワイン」×「大衆酒場」というコンセプトは、頼富氏のキャリアから導き出されたそうです。
蒲池章一郎氏はソムリエはもちろん、利き酒師、焼酎アドバイザー、ビアテイスターなどの資格を多数保有する、お酒のスペシャリストです。コンセプトの1つとしたワインは、蒲池氏の得意分野を生かす目的もあったそうです。
和牛については、マーサーオフィスで働いていた頃に出会った人との縁で、流通網を確保することができたそうです。さらに大衆酒場という考えは、ブームを作った経験から来ているそうです。「流行」は時代の最先端を行くから作ることができるが、ブームは消費されてしまうという事実を見てきたから、本当に店を好きになって通い続けてもらえる店を作りたいと考えて、「大衆酒場」というコンセプトに辿りついたそうです。
「和牛は高い」、「和牛=焼肉」という固定概念を壊し、神戸牛やA4〜A5ランクの黒毛和牛を様々な調理法で提供する和牛料理と、日本初となる50種類の樽ワイン飲み放題、さらに価格設定は大衆酒場らしく2000円台を中心としたお店は繁盛したそうです。もちろん、この金額で和牛やワインを提供するには経営上の工夫が必要で、一般的に50席の店舗ならキッチンとホール合わせてスタッフが6人は必要とされるそうですが、コンロ家では3人で回しているそうです。
また、店内の壁一面に並ぶワイン樽も、その工夫の1つだそうです。居酒屋ではオーダーの多くがドリンクで、その提供に人手を割くため、スタッフの人数が必要になります。セルフスタイルにすることで人件費が大幅に削減できたそうです。さらに料理も、最終調理を客に任せるコンロ料理をメインにすることでキッチンスタッフの数を減らせたそうです。このコンセプトと金額で人気のお店となり、2024年1月現在、都内で6店舗を展開しています。
・黒毛和牛の炙り寿司
・シーザーサラダ
・ポテトフライ
・枝豆
・オクラとトマトの塩昆布和え
・ゴボウと人参の煮物
・霜降り和牛鍋
・大衆和牛酒場 コンロ家 代々木店
住所:東京都渋谷区代々木1-52-5 ベルテ南新宿 B1F
TEL:03-6383-4866
営業時間:17:30〜23:00
定休日:月曜日
駐車場:無
アクセス:JR、代々木駅から徒歩約5分
カード:可(VISA、Master、Diners、JCB、AMEX)
席数:35席
オープン日:2016年4月7日
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