| 御朱印船 |
このサイトは、日本の地域の情報についてまとめました。 |
| メニュー TOPページ 観光地 地域情報 日本のホテル 日本のニュース 日本について 美味しいもの 海外事情 海外のホテル 食品の話 雑学 用語辞典 リンク 更新日： 2022年5月15日 |
◎御酒印船（ごしゅいんせん）（2022年5月14日） 「御酒印船（ごしゅいんせん）」は、東京都千代田区神田駿河台に本社がある株式会社聚楽（創業：1924年（大正13年）3月10日、資本金：1億円、従業員（正社員：570人）、代表取締役社長：加藤 治）が運営している居酒屋です。2022年5月現在、「御酒印船」は新宿店と仙台店の2店舗があるようです。株式会社聚楽は、元々は1924年（大正13年）に創業者、加藤清二郎氏が東京、神田須田町に「簡易洋食」ののれんを掲げた「須田町食堂」を開業したのが最初です。 加藤清二郎氏は、1898年（明治31年）、新潟県の白根町（現、新潟市南区）の材木商の家に生まれました。小学校卒業後、安田財閥の総帥、安田善次郎の「学問より実地が大切」という言葉を胸に、新潟市内の海産物店で3年間、働いたそうです。13歳の頃から実業雑誌を読み、夢を育み、貯めた金を相場につぎ込んでは失敗するということを繰り返していたそうです。そして当時、好景気の樺太で一儲けしようとしたものの商機を逃すなど、失敗の連続だったそうです。 生涯の仕事を見つけようと1922年（大正11年）に上京した加藤清二郎氏は森永製菓の特約店、「平野商店」の配達夫として就職しました。その後、外交員に昇格し、東京中を営業して回った加藤清二郎氏は、サラリーマンに適した食堂がないことに気付き、新時代の食堂を作ろうと考えました。そこで、当時、浅草公園で繁昌していた安洋食屋「三友軒」に転職、住み込みで働いたものの、皿洗いと雑役の長時間労働に耐えられず2ヶ月で辞めてしまいました。 1923年（大正12年）に軍役夫募集を知り、再度、樺太へ渡り、建設労働者として働いたそうです。半年間で、ある程度、お金を貯めた加藤清二郎氏は、東京に戻り、1923年（大正12年）9月1日に発生した関東大震災で壊滅的な被害を受けた東京を見て回るうち、考えていた新商売を始める好機であると思ったそうです。そこでバラック建設をしていた兄とともに父親をくどいて開業資金を出してもらい、神田須田町の交差点脇に土地を借り、店の建築を兄にまかせ、自分は再び「三友軒」で働きました。 そして1924年（大正13年）3月、店が完成し、神田須田町（東京都千代田区）に「簡易洋食」ののれんを掲げた「須田町食堂」を開業しました。従業員は8人、全員、新潟県出身でした。「うまい、やすい、はやい」というキャッチフレーズでカツレツとカレーライスが売りの洋食店で席数は25席だったそうです。 店は初日から大繁盛し、1924年（大正13年）11月には京橋支店を開店しました。さらに翌1925年（大正14年）には日本橋、銀座、上野、浅草に4店舗を増やしました。さらに昭和に入ってからは年平均5店というハイペースでチェーン展開を広げる一方、大学、デパート、官公庁などの給食事業も開拓し、業績を伸ばしていきました。 1934年（昭和9年）に「株式会社聚楽」を設立し、新宿に「食堂デパート」を開店し、店名を「聚楽」と名付けました。「聚楽」の「聚」は「集まる」、「楽」は「楽しい」で、「人が楽しく集まる場所」という思いで名付けたそうです。食堂デパート「聚楽」は、和洋食からお座敷まで様々な食事が楽しめる場所として画期的なお店だったそうです。本部での大量仕入れや食材加工をして原価を抑えるチェーンストア方式によって発展し、昭和10年代には89店舗のチェーン展開をするまでに発展したそうです。しかし1945年（昭和20年）、終戦時に残存していた店舗はわずか5店だったそうです。 1956年（昭和31年）には群馬県の水上温泉旅館湯原荘をM&Aし、「水上聚楽」として開業しました。この時からレストラン事業だけでなく、ホテル事業にも進出することになります。現在では群馬の水上と万座、福島の飯坂、静岡の伊東と各温泉地に「ホテル聚楽」を展開しています。また東京の御茶ノ水と新潟にビジネスホテルを経営しています。 1959年（昭和34年）10月には上野の西郷さんの銅像の真下のビル、上野百貨店（西郷会館）の2階の目立つ場所に「聚楽台」を開店しました。このレストランは上野の老舗として有名でしたが、ビルの老朽化によって2008年（平成20年）4月21日に閉店してしまいました。現在では様々なブランドでレストラン事業を展開しています。 「御酒印船」は、戦国時代に大海原を行き来していた御朱印船に海と酒のイメージを重ねて生まれたお店です。美味しい海の幸を提供したいと旬と鮮度にこだわり、毎日、三陸、宮城を中心に五島列島、九州など全国から鮮魚を直送しているそうです。  ・味噌カツ定食   ・御酒印船（ごしゅいんせん） 仙台店 住所：宮城県仙台市青葉区中央3-1-24 荘銀ビル B1F TEL：022-225-6868 営業時間：11:15〜14:00、17:00〜23:00 定休日：無 駐車場：無 アクセス：JR、仙台駅から徒歩約3分 カード：可（VISA、Master、JCB） 席数：220席 オープン日：1989年 ・御酒印船（ごしゅいんせん） 新宿店 住所：東京都新宿区新宿3-35-16 JURAKU TWIN Aビル B1F TEL：03-3341-6668 営業時間：11:30〜14:00、17:00〜23:00 定休日：無 駐車場：無 アクセス：JR、新宿駅、東南口から徒歩約3分 カード：可（VISA、Master、JCB、AMEX、Diners） 席数：108席 オープン日：1989年 |