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更新日:
2010年8月5日
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◎おやま(2010年7月17日)
おやまは、仙台市青葉区一番街にある牛タンの専門店です。きさくなオーナー夫妻とベテラン職人である息子さんの3人で切り盛りしている家庭的な雰囲気なお店です。創業25年以上で、のんびりとした雰囲気の中で美味しい牛タン焼き、牛タン会席料理とお酒を頂くことができるお店です。
「おやま」の牛タン焼きへのこだわりは、産地を特定した厳選素材と昔ながらの手造りだそうです。大きく斜めにスライスした牛タンを、伝統の手法で1枚1枚丁寧に炭火で焼き上げています。口に頬張るとジューシーな肉汁と豊潤な味わいが口の中一杯に広がります。
「牛タン(ぎゅうたん)」とは、牛の舌のことです。数十cmの長さがあり、薄切りないし、細切れで食用にされます。「タン」は、英語の「舌」を意味する「tongue」の音に由来していると言われています。
仙台の牛タンは、店によって薄切りから厚切りまで様々ありますが、一般的な焼肉屋の牛タンと比べると厚く、しかも柔らかく焼いてあります。また、牛の舌の付け根付近は、生育法によっては霜降り状になるため、特別に「芯タン」、「トロタン」などと呼んで、一般の牛タンとは別メニューとして出されることが多いです。味付けは「タン塩」のほか、「味噌」や「からし味噌」といったタンの味噌漬けの焼肉もあります。
仙台では、牛タン焼き以外にもタンシチューや牛タンしゃぶしゃぶ(冬季限定)、生のままのタン刺しや牛タン寿司などを取り揃える店もあります。さらにお土産物用として、燻製や佃煮などもあります。
仙台の牛タンの発祥は、焼き鳥店「太助」の初代店主、佐野啓四郎と言われています。太平洋戦争後、仙台にもGHQが進駐しており、その際、駐留米軍は大量に牛肉を消費したものの、タンやテールは食べなかったため、残っていたそうです。これらを有効に活用するために、1948年(昭和23年)、仙台の焼き鳥店「太助」の初代店主、佐野啓四郎が、牛タン焼きの専門店を開業したことが「仙台牛タン」の始まりだそうです。
高度経済成長期を迎え、他都市から仙台への転勤族や単身赴任者が増えると、外食する人が増え、昼食時や夜の街で仙台牛タン焼きの認知度があがっていったようです。さらに仙台に赴任していた人が東京に戻り、サラリーマンの間で仙台牛タン焼きが評判になっていき、全国的な認知度が上がっていったようです。
「おやま」では、厳選された素材を1枚1枚丁寧に味付けした牛たんの他、創業以来人気の牛たん刺、タンシチュー、牛たんしそチーズ揚げ等、様々な牛たん料理があります。特上牛タン定食は、タン元と呼ばれる、1頭から2人前しか取れないほど希少な部位のさらに柔らかな部分を使用した料理です。この牛タンに宮城県産のひとめぼれ、国産牛のテールスープがついた数量限定の定食でお値打ちです。
種類豊富な一品料理の中でもおすすめなのが、国産牛のたんを使った「たん刺し」だそうです。管理が難しいことから提供する店舗が少ない一品だそうです。4種類の薬味がついており、くせのない生の牛たんが味わえます。
入口の暖簾です。
これが芯タン焼き定食です。
これが牛タン(芯タン)です。
テールスープも美味しかったです。
・炭焼牛たん おやま
住所:宮城県仙台市青葉区一番町3-7-20
TEL:022-264-1780
営業時間:11:30〜13:30、17:00〜20:00
定休日:不定休
駐車場:無
アクセス:地下鉄広瀬通り駅から徒歩1分
席数:32席
オープン日:1989年
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